【レビュー】美ヶ原高原で記念日登山

皆さんこんにちは!夫婦ふたりで山歩きを楽しんでいるイッシーと申します。

今回は、秋もだいぶ深まってきた「美ヶ原高原」から「茶臼山」への記念日登山をレビューします。

目次

(1)美ヶ原高原へ行ってきた

2021.11.19、わたしたち夫婦(「イッシー」と「さっちゃん」)は、長野県の「美ヶ原高原」から「茶臼山」へ記念日登山に行ってきました。

何の記念日かって?

MickeyとMinneの誕生日!?・・・は11.18、前日ですよ。

もっと大事な日、「さっちゃん」の誕生日なのです。

なぜ、美ヶ原高原なのかって?

理由は、美ヶ原高原のほぼ山頂の場所に「さっちゃん」お気に入りの宿「王ヶ頭ホテル」があるから。

登山後に宿泊して、ゆっくりした時間を過ごそうというもの。

「王ヶ頭ホテル」のもてなし、料理、風呂などは、こちらの記事を読んでください↓

(2)行程

朝、7:30頃に自宅を車で出発。雲ひとつない青空の下、中央道-ビーナスラインを経て美ヶ原高原まで一直線。10:15頃美ヶ原高原に到着。

耳寄り情報その1、「高原美術館駐車場」トイレ

ビーナスラインで登ると目的地直前で「山本小屋ふるさと館駐車場」と「高原美術館駐車場」への二又となりますが、ここは迷わず「高原美術館駐車場」へ向かいましょう。

実は美ヶ原高原を散策する場合、「山本小屋ふるさと館駐車場」の方が歩きはじめやすいのですが、公共のトイレがないのです。

山本小屋ふるさと館のトイレは有料(100円)、一方「高原美術館駐車場」にある公共トイレはなんとウォシュレット付き、何よりも標高2000メートルにある公共トイレとは思えない清潔さ。

山歩き前に「高原美術館駐車場」に寄ってから「山本小屋ふるさと館駐車場」に向かうことをお勧めします。

マイカーの乗り入れはここまでとなります。ちなみに、両方とも駐車料金は無料です。

10:45、山本小屋ふるさと館駐車場で登山支度を整え出発、「美しの塔」を通り、「しおくれ場」から左へ入り「茶臼山」山頂を目指します。

耳寄り情報その2、「しおくれ場」トイレ

「しおくれ場」にも登山者用のトイレが設置されていますが、冬季は閉鎖され、この時期は使えませんでした。

くれぐれも「高原美術館駐車場」で済ませておきましょう。

「山本小屋ふるさと館駐車場」から「茶臼山」まで、ゆっくり歩いて1時間半ほどの行程です。

前日は雪が舞ったとの情報があったのですが、道中、雪はなく真っ青な空の下お日様の陽を浴びて汗ばんで歩きました。

ここ「美ヶ原高原」は、春から夏にかけて多くの牛が放牧されていますが、晩秋の今、牛も里に下り静まり返った草原です。

きつい登り下りもほとんどなく、12:15頃「茶臼山」山頂に到着。

山頂は八ヶ岳方面にひらけ、赤岳、蓼科山、富士山まで見渡せます。

足元も広く、腰を下ろしてゆっくり昼食をとることができます。

(3)山ごはんと山コーヒー

山ごはんを食べ終わった先客のご夫婦と入れ替わりに、山ごはんの支度にとりかかります。

今日の、山ごはんは「卵とじ味噌ラーメン」

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料理大好きな「さっちゃん」がバーナー、コッヘルで作ってくれた映像はこちら。早送りでどうぞ。

https://youtu.be/ncbebN2NsHg

身体が温まったところで、食後の山コーヒー。

熱いコーヒーの入ったカップを手に、目の前の八ヶ岳、遠く富士山を眺めながら許される限り至福の時間を過ごします。

13:20、写真をバシバシ撮り、片づけを終えて再び「山本小屋ふるさと館駐車場」まで戻ります。

「しおくれ場」まで戻ると、左へ道をとれば今日宿泊する「王ヶ頭ホテル」、右へ向かえば「山本小屋ふるさと館駐車場」どちらへ向かっても30分弱で着く行程です。

耳寄り情報その3、ホテルの手荷物配送

山本小屋ふるさと館に荷物を預けておくと、「王ヶ頭ホテル」の方が回収し、ホテルまで運んでくれます。もちろん無料です。

これを利用して直接ホテルへ向かえば、送迎バスを使うより少しだけ早くホテルへ着くことができるのですが・・・

今回は、山ごはん・山コーヒーの道具やゴミ(山では少しの食べかすも捨ててはいけませんよ。自然界、野生に存在しないものはすべて持ち帰ること。これ一番大事です。)をクルマにおいて、少し身軽にホテルに向かいたかったので「山本小屋ふるさと館駐車場」まで戻りました。

14:45、駐車場到着。車の中で着替え、荷物を整理、少し休憩したところでホテルの送迎バスに乗り「王ヶ頭ホテル」に到着。

(4)王が鼻の夕日

16:00、風呂でさっぱりした後、美ヶ原高原の1日を締めくくる夕日を眺めに「王ヶ鼻」へ向かいます。

「王ヶ鼻」は高原の西端なので遮るものが何もない最高のロケーションなのです。

ホテル屋上の展望台からも十分眺められますが、テレビ塔が視野に入ってしまいます。

ホテルから「王ヶ鼻」までは20分ほど。日の入りが16:30頃なので少し速足で向かいました。

「王ヶ鼻」は高原の突端なので風が吹きさらし、とにかく寒い。

完全防寒で挑まなくてはカメラのシャッターも押せなくなります。

大パノラマの北アルプスに太陽が沈み始めるときに、浮かび上がる山々のシルエット、刻々と変わる空の色彩、人知の及ばない世界に30分ほど身を置いていた幸せな時間、美ヶ原高原の素晴らしさは、すべてここに凝縮されます。

「王ヶ鼻」で撮影した夕日の写真はこちら

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ホテルに戻り、おいしい夕食をゆっくり食べ、もう一度風呂にゆ~くりつかり1日が終わりに・・・

(5)美ヶ原高原で観た「ほぼ皆既月食」

・・・と思ったら、今晩は140年ぶりに全国でみることができる「ほぼ皆既月食」だそうで、展望デッキではホテルのスタッフの方が、お~きな天体望遠鏡をセットし観察会を開いてくれました。

ミラーレス一眼レフカメラを月に向けてシャッターを押した写真がこちら。

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左隅に輝く小さな点の集まりは「すばる」です。

肉眼では見えないけどカメラはとらえてくれていた。これも明かりの少ない高原の恩恵ですね。

(6) まとめ

「さっちゃん」の誕生日に記念日登山をし、360度の大展望と北アルプスに沈む太陽、赤・青・紫に染まる空を満喫しようと計画を立てたのは半年以上前でした。

それに応え美ヶ原高原もこの日をお祝いしてくれたかのように、青空、大絶景、夕景を見せてくれました。

プラスアルファで偶然にも「ほぼ皆既月食」という宇宙のドラマが重なり、30年を超えて2人で歩いてきた時間の中のこの1日は、今までにない新しいページとしてアルバムに追加されました。

Happy Birthday さっちゃん💕