皆さんこんにちは!夫婦ふたりで山歩きを楽しんでいるイッシーと申します。
今回は、埼玉県飯能市の天覧山をご紹介します。
目次
(1)天覧山てどんな山
- 埼玉県の飯能市街地からほど近い場所にある、標高195mの小さな山です。
- 古くは愛宕山と呼ばれていましたが、明治天皇がここで軍事演習を統監されて以来、天覧山と呼ばれるようになったそうです。
- 登山口から山頂まで20分ほどで登れちゃいます。
- 山頂からは飯能市街地を雄大に見下ろすことができ、遠く富士山まで見渡せます。
(2)登山ルートの種類
埼玉県南西部にある天覧山~伊豆ヶ岳までの山々のことを総称して飯能アルプスと呼んでいます。
中でも天覧山や多峰主山(とうのすやま)などは、奥武蔵の入門コースとしてハイキングで訪れる人がたくさんいます。
また、その先の天覚山、大高山、子ノ権現、伊豆ヶ岳と連なる縦走ルートの入り口として多くの登山者が利用しています。
この縦走ルートでは、ルート上から西武池袋線・西武秩父線の飯能駅~正丸駅までの各駅に下りることができるため、体力に応じた多くのコース設定が可能になっています。
飯能アルプスの難易度としては、天覧山~多峰主山までが初級レベル、天覚山~伊豆ヶ岳が中級レベルといえます。
(3)今回紹介する登山ルート
ご紹介するコースは、飯能駅から歩いて登山口に向かい、そこから登り始め、3時間ほどで2つの山を周回して飯能駅まで戻るコースです。
また、低山にもかかわらず展望が素晴らしいこと、吾妻峡で渓谷美が楽しめることなど、奥武蔵の魅力を手軽に楽しめるコースでもあります。
登山道もよく整備されているので、スニーカーでも十分対応できますよ。
登山レベル 難易度:初級者向け、日帰り可能、歩行距離:約8.0㎞、標高差:165m、歩行時間:約3時間(休憩時間含む)
行程例
飯能駅(8:00)・・・能仁寺(8:25)・・・天覧山(8:45)・・・多峯主山(9:45)・・・吾妻峡(10:30)・・・飯能駅(11:00)
※上記はあくまでも私個人の行動を想定しての時刻ですので参考としてください。
装備(桜の時期)
- 長袖シャツ、Tシャツ・アンダーウェア、パンツ、靴下、雨具、トレッキングシューズ(スニーカー可)、ザック、水筒、タオル、帽子、手袋、サングラス、着替え、メモ帳・筆記用具、腕時計、健康保険証、ホイッスル、ファーストエイド・医療品、行動食
(4)昼食は何を食べる
昼前に下りてくるスケジュールを立て、地元の評判の店で食べるのがいいですね。
- 古久やは、武蔵野うどんの老舗。飯能駅北口から徒歩6分。
- CARVAAN BREWERY&RESTAURANT(カールヴァーン ブルワリー&レストラン)は、飯能河原渓谷の中に佇む、異文化の香る館と絶品のアラビア料理を堪能できる人気店。飯能駅北口から徒歩12分。
- OH!!! ~発酵、健康、食の魔法!!!~は、2020年秋に誕生した発酵のテーマパーク。土産物もレストランもカフェも発酵食品。山歩き+発酵の力=さらなる健康。飯能駅北口から徒歩15分。
(5)トイレの場所
飯能駅、中央公園、天覧山中腹、多峯主山山頂下、高麗駅
(6)アクセス
鉄道を利用
- 池袋から西武池袋線急行で飯能まで約50分。
クルマを利用
- 東京 ー 関越道 ー 圏央道 ー 狭山日高IC ー(約15分)ー 飯能
(7)登山後は温泉でさっぱりしたい
登山の後は、日帰り温泉で汗を流しさっぱりして帰路につきたいですよね。
ここでは、飯能駅周辺の施設を紹介します。
- さわらびの湯
「さわらびの湯」は、山に囲まれ、鳥のさえずりや川のせせらぎなどに耳を傾けながら、自然の中に溶け込んでいく感じの温泉です。
露天風呂からの眺めも良く、春には露天風呂や駐車場から桜を見ることができます。
平日は休憩室も静かでリラックスできます。食堂はありませんが持込みは可能です。
飯能駅から約15㎞、クルマで20分ほどと少し離れていますが、行く価値アリです。
「さわらびの湯」の施設情報
施設名 | さわらびの湯 |
住所 | 埼玉県飯能市下名栗685 |
電話番号 | 042-979-1212 |
webサイト | さわらびの湯 |
飯能駅からバスで10分。穏やかな丘陵に囲まれた宮沢湖を見下ろす高台に建つ「宮沢湖温泉 喜楽里 別邸」は、露天風呂や内湯、サウナ、岩盤浴といった温浴施設に加え、お食事処やリラクゼーション施設も併設した日帰り温泉施設です。
季節ごとに表情を変える宮沢湖や秩父の山を一望でき景観が素晴らしいと評判です。
※なお、この施設は、未就学児は入館不可なのでご注意を。
「宮沢湖温泉 喜楽里 別邸」の施設情報
施設名 | 宮沢湖温泉 喜楽里 別邸 |
住所 | 埼玉県飯能市大字宮沢27-49 |
電話番号 | 042-983-4126 |
webサイト | 宮沢湖温泉 喜楽里 別邸 |
(8)土産物
- 天覧山珈琲 コーヒーバッグ
飯能駅の裏手にある『Beams Bm(ビーンズビーム)』というコーヒー豆の焙煎屋さんが手掛けたティーバッグタイプのスペシャルティコーヒーです。
2017年の春に販売され、今では飯能市のふるさと納税の返礼品にも選ばれている、ご当地コーヒーなのです。
さわやかブレンド、マイルドブレンド、ビターブレンド、デカフェブレンドの4種類。ティーバッグタイプなので、お湯をそのまま注ぐだけで、美味しいコーヒーが味わえます。山コーヒーはもちろん、おうち時間のブレイクタイムにも活躍してくれますね!
AKAIFACTORY(アカイファクトリー)をはじめ、飯能市周辺の観光施設、お土産物店でも販売しています。
- 四里餅(しりもち)
飯能駅から車で10分ほどの場所、入間川の川沿いにある 大里屋 本店。1907年(明治40年)に創業された和菓子店で、創業当時からの名物 四里餅(しりもち)が人気です。
こちらの「四里餅(しりもち)」は、木材を入間川で運ぶ際に、「これを食べて尻もちをつかず乗り切った」という逸話に由来しているそうです。
こちらが四里餅(しりもち)。つぶ餡とこし餡があり、つぶ餡は四里の文字が縦に、こし餡は四里の文字が横に入っています。
美味しいと評判なので、ついついたくさんお土産にと買ってしまいがちですが、消費期限が「本日中」なので、よ~く考えて購入してくださいね‼
大里屋 本店はこちら(食べログ)
- 夢馬クッキー
「夢馬クッキー」は、飯能市のイメージキャラクター夢馬(むーま)くんをモチーフにしたクッキー。飯能にちなんだお菓子をお探しの方におススメです!
「夢彩菓すずき」は、那須御養卵や赤城山麓の小麦など、厳選した国産素材を使用した和洋菓子を提供している、創業100年以上の老舗菓子店です。
夢彩菓すずきはこちらから
(9)まとめ
西武池袋線の飯能駅を起終点に、3時間で2つの山を制覇できる手軽でお得なコースです。
飯能駅からそのまま歩いて登り始めることができ、また山登りだけでなく、情趣のある街並みや吾妻狭といった渓谷美も楽しめます。
悪路や急登はありませんが、登山入門ということであれば、慣れるためにもトレッキングシューズで行きたいところです。
もちろんスニーカーでも大丈夫なので、本格装備はこれからという人も気軽に山歩きを楽しんでください。
さて、次はどこの山にしますか?東京近郊のおすすめはこちら↓