皆さんこんにちは!山歩きが大好きなイッシーと申します。
初めての山歩きには、山選びが肝心!
初登山の印象によっては「もう山なんて行きたくない‥‥」となってしまうことも…。
それって、ものすごくもったいないです。
ということで、楽しく快適な山歩きをするために、初心者が山選びで気を付けるべきポイントをまとめます。
目次
(1)コースタイムの合計が4時間以内の山
初心者の場合は、登山地図やガイドブックのコースタイムの合計が4時間以内の山がおすすめです。
なぜなら、日常と違う風景を楽しみに山に入れば、写真を撮ったり、清々しい空気の中で昼食や休憩をとることになります。
ところが、これらの時間はコースタイムに含まれていないので、当然プラスして考えなくてはなりません。
ということは・・・ 「コースタイムが4時間だから、午前10時に出発すれば、2時頃には下山している」とはならないことに注意が必要です。
5月は多くの低山で新緑が美しい季節、思わず足を止めてしまいますよね。
また、道に迷うことがあったり、急に体調が悪くなることも考えられます。
何が起こるかわからないのが山歩き・登山です。
“早く出発して、早く下山する計画”を立てるよう心がけましょう。
一般的には、朝は早い時間帯の方が空気が安定していると言われています。
早起きして山へ行けば、眼下に広がる美しい景色が見られる可能性が高まりますよ。
(2)標高差の少ない山
一般的に標高差の少ない山とは、登山口から山頂までの標高の差が600m前後の山を指します。
そして、初心者が無理のないペースで、1時間で登り下りできる標高差は
・登り=標高差300m前後
・下り=標高差400m前後
と言われています。
例えば、このペースで600mの標高差を登って下ると、休憩なしでも3時間半くらいの時間がかかります。
初心者にとっては、1日の歩行時間を4時間以内としたいところなので、標高差が600mくらいまでの山を選ぶのがベストでしょう。
少し体力に自信がついてきたら標高差1,000m前後の登山にチャレンジ、そこでも問題がなければ標高差1,500m以上、とステップアップしていきましょう。
(3)有名で人気のある山
“都会の喧騒から離れて山へ来たのだから、できるだけ人の少ない山を歩きたい”という方も多いはず。
感染症対策を考えなくてはならない、今の時代ならなおさらですね。
気分転換やリフレッシュ、人目を気にすることなくのびのびできるなどメリットがある反面、人が少ないが故のデメリットもあります。
- 道迷い・遭難
有名で人気のある山は、登山者が多く来るので、登山道が整備され、分岐には道標があることが多いので、道迷いのリスクが低くなります。
- 怪我
登山に怪我はつきものです。
しかし、登山者の少ない山で怪我をしてしまった場合、周りに人がいなければ助けてくれる人はいません。
初心者夫婦ではどう対応したらよいか、パニックになってしまうかもしれません。
単独登山では、場合によってはけがをした状態で自力で下山するしかないのです。
登山者の多い山であれば、応急処置を手助けしてくれたり、救助を呼んでくれたりと助け合いながら怪我の対処をすることが可能になります。
- 滑落等のアクシデント
考えたくもありませんが、万が一、崖から落ちてしまった場合はどうでしょうか?
滑落して登山道から大きく外れてしまった場合、気づいてくれる人はいないかもしれません。
その場合でも自力で助けを求めたり、崖上まで登らなくてはならないのです。
人出の多い山であれば、誰も滑落に気づかないという可能性は大きく減りますし、みんなで協力して救助をすることができます。
登山者が多ければ、ちょっとしたトラブルでも相談できて安心です。
静かな山での山行をしたいのであれば、経験を積み「人だらけの山は卒業した」と言えるようになってから、自分の好みの山に向かってください。
- 登山者が多い低山を登ってみる
初心者登山の様々な危険性について、お判りいただけましたでしょうか?
とはいえ、初心者ご夫婦や単独登山が絶対にダメというわけではありません。
山選びに気を付ければ、安全で楽しい登山は可能です。
まずは、標高差の少ない人気のある山を歩きましょう。
※ただし、装備、服装で必要最低限の物は必ず自己責任で揃えてから登りましょうね。
(4)まとめ
登山を終え、自宅へ帰ってきたときに、「あ~つかれた、お風呂気持ちいい!さて次はどこに行こう」・・・
山から帰ってきて、こう思えたら最高ですね。
初心者が無理なく安全に楽しめる山選びの条件をもう一度確認しましょう。
初心者夫婦登山の山選びの参考にしてください。
- コースタイムが4時間以内
- 標高差が600m前後
- 人気のある登山者が多い山
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